乗り潰しができない話

こんばんは。みやてつです。普段はこのブログで日々に怠惰な生活を淡々と記録しているんですが、今日は小ネタ的なのを書いてみたいと思います。

 

TLをご覧になってる方はある程度分かると思うんですが、私の鉄道趣味の中には「乗り潰し」というものがありまして、要は日本全国の鉄道に乗りつくすことを考えて路線図を当該線区に乗車することで塗りつぶしていく遊びなんですね。

 

これの何が面白いんだとかどこから金が出てくるんだとかそういう質問はひとまず置いておいて、乗り潰しをするにあたって一つ困っていることがあるのです。

 

理解してもらう前提として「美しい乗り潰し」と「芸のない乗り潰し」という概念について若干の説明が必要でしょう。世の中には主要な路線から脇道に逸れた盲腸線が存在します。例えば京王の競馬場線や京成の金町線なんかがそれにあたります。これを終点まで行って帰ってくるだけでは往復分運賃を払うことになりかつ面白みがありません。(ちなみにこの乗り方を「単振動」と言います。)このように同じ区間に何回も乗るような乗り方は「芸がない」、逆に京王競馬場線なら府中競馬正門前駅からJRの府中本町駅まで歩いてそこからJRに乗るような乗り方は「美しい」わけですね。

 

このような芸のない乗り潰しを可能な限り避けるために、幾つかの観光地とそこを通る路線を乗り潰さずに残しています。私の中で懸案になっているのが「鎌倉・江の島」「日光」「八景島シーパラダイス」です。なかでも鎌倉はJRで鎌倉に入って観光をしてから江ノ電の未乗区間を使って江の島まで出て、江の島の海岸を散歩した後小田急の未乗区間を通って新宿に戻るというそれはもう美しい、無駄のないルートであるわけですが、はたしてなぜこれが懸案なのでしょうか。

 

それは、こんなところ男一人で行っても仕方ないからです

古都鎌倉の街並み、さんざめく江の島の白波。一人で「消化」してしまうにはあまりにももったいない景色です。当然これはオタクの友達と行っても同じ。寧ろ悲惨さが増します。

 

ですから、私は彼女が出来た時に行くところとして残しているのですが、この枷が余りにも大きい… 乗り潰しは暇人でないとできない遊びです。いくら留年したとはいえ、私に残された時間は長くないでしょう。あと2年、いや1年以内にでも彼女ができないものならば、恥を忍んで一人で鎌倉を巡るか、あるいは… 選択を迫られることになります。

 

以上、乗り潰しができない話でした。読んでいただいた方ありがとうございます。今日も私は乗り潰すべく、始発で家を出ます。。。 

              2019年8月10日 お風呂セットを忘れそうな気がする夜