8月12日

初日の切符忘れ、二日目の野グソ。一日一回はやらかしている今回の帰省ですが最終日の(はずだった)今日は2回やらかします。

 

これは始発が5時半に出ると二本目が8時過ぎになる南海和歌山港線にも責任があると思うのですが気持ちよく6時台まで寝てしまい南海を乗り潰す計画が破たんします。意気地を見せるためにわかやま電鉄を単振動。さらに阪和線で大阪に向かい途中東羽衣とJR難波を潰します。

 

お昼は天王寺高校の友人とご飯を食べました。受験学年の人なのですが志望を阪大から京大に上げたそうで、うれしくなってしまいました。やっぱり人生は攻めないと面白くないですから。彼女は自分が女だったらこんな感じだろうなという人で、喋っているともう一人の自分を見ているようで面白いです。

 

さらに大阪環状線桜島線おおさか東線関西本線和歌山線などをちまちま塗りながら河内小阪の友人の家の居酒屋へ。ここで二回目のやらかしです。

 

事前に頼んでおいた海鮮などをいただきながら疲れた体にガバガバとお酒を入れていきます。特にワインをがっつり飲んだのがいけなかったか。日付が変わる前から嘔吐が止まらなくなりました。お酒で部分的にせよ記憶をなくしたのは初めてです。本当は終電で帰宅する予定でしたが、友人宅で寝ることになり翌日の15時ぐらいまで死んでいました…

8月11日

始発の新宮行きで新宮へ。熊野三山のうちどこを巡るか検討したのですが時間的にかつ滝をみたいという気持ちがあったので熊野那智大社へ。特急を使って紀伊勝浦まで出てそこから熊野交通のバスに乗ります。

 

那智の滝は遥拝する形になるのですがとんでもない大きさです。あの大きさだと近くまで行くと危険なので遠くで見るぐらいがちょうどいいですね。山の中の神社の維持は大変なのかいたるところにお布施を入れるポイントが設置されてました。

 

帰りのバスで那智駅へ。駅前にお風呂があるのでそこで前日からの汚れを落とします。那智の駅前には飲食店はないので紀伊勝浦まで戻って海鮮丼のお昼ご飯。ついでにくじらの内臓をいただきました。そこまで臭みはなくて若干のうまみがありました。触感はレバーやハツ、ハチノスに近いですかね。数種類の臓物が混ざっていました。

 

夕方の電車で御坊へ。紀州鉄道に乗車します。正直地図で存在を確認している程度だったんですが、滅茶苦茶いいですここは。ぜひ皆さんも。一両編成のディーゼルカーが止まってしまうんじゃないかってぐらいの低速で御坊の市街地を抜けていきます。デカイ字で書かれた駅名標、木造の駅舎、数人の乗客、時間までは座席に座って休んでる運転手さん。旧きよき田舎の光景を楽しめました。

 

西御坊ではラーメン屋で晩御飯。折り返して和歌山へ向かいます。和歌山市まで出て快活紀ノ川大橋店を目指したのですがここで二日目のやらかしが。駅を出たところで若干お腹に違和感があったのですが、3キロちょっとの行程の半分もしないうちに猛烈な便意に襲われます。少し市街地から離れているエリアなので当然コンビニやあいている飲食店もありません。暗い道をひたすら進み、紀ノ川大橋まで来た時点ではまだ多少の余裕がありました。紀ノ川はめっちゃ太かったんですが、紀ノ川の太さか俺のうんこの太さかなどといった冗談を考える余裕がありました。

 

しかし、川の太さに勝てるはずもなく、橋の真ん中あたりで便意が限界に達します。脂汗をかきながらようやく残り3分の1になったところで視界に入ったのが暗くて誰もいない河川敷…そして60メートルほど先にある快活の店舗。脳内でうんこと悪魔が葛藤します。そして選ばれたのは…

 

野グソでした。

 

正直快活の受付までこなしてトイレに駆け込む自信がありませんでした。それにこんなこともあろうかと(?)ティッシュとウエットティッシュも完備。条件はそろっています。一度野グソしておくのも経験かなどという考えも頭をよぎりました。

 

かくして人生で初めての野グソをやりおおせます。紀ノ川と比べるまでもなくがっつり軟便で笑いました。なんとか尻を拭ききって快活へ。また一つ豊かな人生の経験を積みましました。

8月10日

しばらく前ですが。帰省を始めた日です。「帰省をはじめる」というのは鉄のオタクの皆さんならわかると思うんですが、高速バスや新幹線一日で帰るという帰り方ではなく、いろんなところを巡りながら電車を乗り潰して帰るので帰省が数日に渡ることによる表現です。

 

初日の今日はひたすら乗るだけの旅。今回の帰省は色々やらかしがちだったんですが、初日の躓きは18きっぷを忘れたことです…一番大事な切符なんですけどね。それ以外の用意は完璧で一番大事な切符を忘れてしまうもんでしょうか。

 

芦花公園で気づいたので千歳烏山から折り返して一旦家で切符を回収。中央線で松本まで出て、そこから大糸線糸魚川まで抜けます。さらにえちごトキめき鉄道とあいの風とやま鉄道を使って富山へ。このルートは昔衝動的にフォロワーに会いたくなって夕方に思い立って東京を出て長野の信濃大町で凍えそうになりながら野宿をしたときに通ったルートです。

 

富山では地方鉄道に統合されることが決まっているライトレールに久々の乗車。富山駅のマルシェで15分で寿司を食べた後高山線で岐阜まで下ります。名鉄尾西線玉ノ井名鉄一宮間を乗り潰して名古屋を経由して亀山行の終電に乗車。亀山なんかだれも住んでない田舎町だと思ってたんですがかなり人が乗っていてびっくりしました。

 

快活亀山エコー店に入り仮眠をとって翌日の始発に備えました

乗り潰しができない話

こんばんは。みやてつです。普段はこのブログで日々に怠惰な生活を淡々と記録しているんですが、今日は小ネタ的なのを書いてみたいと思います。

 

TLをご覧になってる方はある程度分かると思うんですが、私の鉄道趣味の中には「乗り潰し」というものがありまして、要は日本全国の鉄道に乗りつくすことを考えて路線図を当該線区に乗車することで塗りつぶしていく遊びなんですね。

 

これの何が面白いんだとかどこから金が出てくるんだとかそういう質問はひとまず置いておいて、乗り潰しをするにあたって一つ困っていることがあるのです。

 

理解してもらう前提として「美しい乗り潰し」と「芸のない乗り潰し」という概念について若干の説明が必要でしょう。世の中には主要な路線から脇道に逸れた盲腸線が存在します。例えば京王の競馬場線や京成の金町線なんかがそれにあたります。これを終点まで行って帰ってくるだけでは往復分運賃を払うことになりかつ面白みがありません。(ちなみにこの乗り方を「単振動」と言います。)このように同じ区間に何回も乗るような乗り方は「芸がない」、逆に京王競馬場線なら府中競馬正門前駅からJRの府中本町駅まで歩いてそこからJRに乗るような乗り方は「美しい」わけですね。

 

このような芸のない乗り潰しを可能な限り避けるために、幾つかの観光地とそこを通る路線を乗り潰さずに残しています。私の中で懸案になっているのが「鎌倉・江の島」「日光」「八景島シーパラダイス」です。なかでも鎌倉はJRで鎌倉に入って観光をしてから江ノ電の未乗区間を使って江の島まで出て、江の島の海岸を散歩した後小田急の未乗区間を通って新宿に戻るというそれはもう美しい、無駄のないルートであるわけですが、はたしてなぜこれが懸案なのでしょうか。

 

それは、こんなところ男一人で行っても仕方ないからです

古都鎌倉の街並み、さんざめく江の島の白波。一人で「消化」してしまうにはあまりにももったいない景色です。当然これはオタクの友達と行っても同じ。寧ろ悲惨さが増します。

 

ですから、私は彼女が出来た時に行くところとして残しているのですが、この枷が余りにも大きい… 乗り潰しは暇人でないとできない遊びです。いくら留年したとはいえ、私に残された時間は長くないでしょう。あと2年、いや1年以内にでも彼女ができないものならば、恥を忍んで一人で鎌倉を巡るか、あるいは… 選択を迫られることになります。

 

以上、乗り潰しができない話でした。読んでいただいた方ありがとうございます。今日も私は乗り潰すべく、始発で家を出ます。。。 

              2019年8月10日 お風呂セットを忘れそうな気がする夜

 

8月5日からここまで

ワオ。もう6日も書いてなかったのね。本当に夏休みは一日が過ぎ去るのが早い。瞬きする間に二日ぐらいたってたりしますよね。幸い僕はお手製のカレンダーに予定をかきこんでいるので何をしていたかは大体わかります。8月5日、カテキョしただけですね。8月6日、東武の全然東武蔵じゃないところの乗り潰し。越生からバスで行く黒山三滝はお手軽に清涼感を感じられてお勧めです。道中にイワナの塩焼きがあるので要チェック。晩は某医大(これが隠語にならない)の友人とご飯。8月7日、宇都宮旅行。東武の本当に東武蔵の部分を潰しました。宇都宮の大谷資料館はこの季節にしてなんと館内11度!夏に行くべき観光地ですね。餃子をしこたま食って帰りに西新井大師と日暮里舎人ライナーを潰して御帰宅。あ、高田馬場ウルムチウイグル料理)滅茶苦茶美味しいですよ。本当のウイグル料理は辛くない!スパイスと羊の薫り高い民族料理です。8月8日は昼に新宿で読書会。『功利主義の逆襲』を読んでいます。夜はカテキョ。この日に中島義道の『差別感情の哲学』を読み終わりました。法哲学界隈とはまた違う思考で併せて検討したいなと思いました。8月9日は昼のカテキョがキャンセルになって晩のカテキョをこなして。御帰宅。ママをラーメンに誘ったんですがベッドで死んでいるとのこと。

7月30日~8月4日

暫くサボっていたのでまとめて記載。

7月31日、カテキョのみ。

8月1日、進振り第二段階の登録始まる。教育学部等々の志望順に迷いキャスで決定するも志望理由書に書くことがなさ過ぎていったん中止。このまま忘れて留年をやらかしそうで怖い。

8月2日、成田巡検へ。スカイアクセスちはら台などを残し不満は残るもなんとかこなす。意外と体力が持った。下総松崎駅で徹夜。虫が多くて難儀したが星空は圧巻であった。

8月3日、朝方帰宅してからの記憶が全くない、気づいたら総会を絶起していた。サークルの皆さん、ごめんなさい。夕方カテキョに。

8月4日、自転車を修理に出すなどタスクをこなすことはできている。後は読書ですね。勉強しないものはしなねばならないので8月の末あたりに樹海巡検をしなくて済むように頑張ります。夜に久々の友人とご飯。手頃で美味しいパスタをいただいて綺麗なおうちで仮眠をとってから終電で帰宅。都営三田線の終電が意外と早く、律速になっていた。都営新宿も最終だったか。新宿0:55発桜上水行きが優秀すぎるんですね。明大前に新しくできたチェーンの二郎系を食って帰宅。今に至る。

7月29日

昼頃に起床。家庭教師まで時間がないのであわただしく風呂に入り市谷へ。鍵垢でしか宣伝してないブログでも流石にピー音が入るレベルの事態に遭遇してしまい気が滅入る。終了後CCときじばとが飯に行こうとしているのを発見し乱入することに。IZASAの冷やしラーメンをいただきながら色々話すことができました。その後きじばとハウスに押し入って本を読んだり少し寝たりで10時を迎え御帰宅。家に帰ってから炊いたご飯をインスタント味噌汁と韓国のりでいただいて、眠くならないのでさらに読書。川島真先生の『中国のフロンティア』を読了しました。川島先生は前期教養で「国際関係史」を開講されていて、その授業内容や発言から垣間見えるお人柄が素敵だなあと勝手に思っているのですが、このブログのスタイルも先生が日々の出来事や思考を簡単に記されている横濱日記を参考にしているものです。

 

『中国のフロンティア』はざっくりまとめると「中国の海外進出」という現象に対して北京から発せられる言説や欧米・日本から発せられる批判的な言説に疑義を呈し、実際に現地の人々がどのようにこの現象を受け止めているのかという視座から真相を明らかにしていこうという本です。

 

第一部第二部では中国人が現地に赴き、そこでコミュニティを形成するという現象は政府が主導し官民足並みをそろえてという形で行われているのではなく、官からそれなりのお膳立てはありつつも、現地のブローカー的な中国人が大きな役割をはたしていること、そして中国の進出とは反対に例えばアフリカなどから中国にやってくる人々もいることが示されます。中国政府は当該国周辺の国際政治などの状況にも留意しつつ、時には中国人の進出に慎重な姿勢をとることもあるようです。我々が普段抱きがちな「強引に拡大を進める中国」とは少し違った姿の中国がそこには浮かび上がります。

 

中国のフロンティアにあたる地域からみれば北京の言説も欧米・日本の言説も外からの言説であり、現地に入って現地の人々の受けとめ方を把握すること、西側の人間からすれば中国の論理に一度寄り添って現状を解釈してみること(相手の視点になってみること)が等身大ではなく動的な中国、そして揺らぎが表象されるフロンティアを理解するために必要な努力なのでしょう。